本記事では、コンビのチャイルドシートの中でも人気の高いTHE Sシリーズの「ZC-690」とクルムーヴシリーズの「クルムーヴコンパクトJS」の違いについて比較します。

結論

THE S ZC-690とクルムーヴコンパクトJSの違いは10個あります。

型番	THE S ZC-690	クルムーヴコンパクトJS
安全への対応	・3層構造 ・トラス＆クラッシャブル構造 ・低重心・低重面設計 ・クッション入りヘッドレストカバー	側面からの衝撃に対応
インナークッション	頭部・座面両サイド  「やわらかクッション」  頭部・座面中央  3Dメッシュ	頭部中央 本体：頭部中央・座面 両サイドに厚みがある ヘッドクッション
サンシェード (日除け)	サイズ：大  メッシュ窓：なし (UVカット･UPF50+)	サイズ：大 メッシュ窓：あり(1ヵ所)  メッシュ窓のカバーなし
リクライニング	前向き・後向きともに5段階調節可能	3段階調節可能 ※乗せ降ろし時(横向き)のリクライニング不可
ラクピタキーパー	なし	あり
ラクピタバックル	なし	あり
セパレート構造	ベースだけを車に設置し、シートを置いて設置完了	なし
カラー	ベージュ	ブラック ブラウン グレージュ
サイズ(cm) (幅×奥行き×高さ) 重量	後向き：44×68～81×63～74 前向き：44×67×65～82.5　 13.7kg	後向き：45×64～72×67～76.5 前向き：45×52.6×72～87  11.5kg
値段	75,900円(税込)	69,300円(税込)

THE S ZC-690のカラーは現在、ベージュのみの取り扱いです。

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THE S ZC-690とクルムーヴコンパクトJSの10個の違いを比較

THE S ZC-690とクルムーヴコンパクトJSの10個の違いについて解説します。

1. 衝撃への対策(THE S ZC-690は安全性が強化されている)
2. インナークッション(THE S ZC-690はやわらかクッション採用)
3. サンシェード(THE S ZC-690はスリープシェルで足元まで覆える)
4. リクライニング調整(THE S ZC-690は5段階・クルムーヴコンパクトJSは3段階調整可能)
5. ラクピタキーパー(クルムーヴコンパクトJSにあり)
6. ラクピタバックル(クルムーヴコンパクトJSにある機能)
7. セパレート構造(THE S ZC-690にある機能)
8. カラーの違い(クルムーヴコンパクトJSは3種類から選べる)
9. サイズ(THE S ZC-690の方が少し重い)
10. 値段(クルムーヴコンパクトJSの方が安い)

衝撃への対策(THE S ZC-690は安全性が強化されている)

機能項目	THE S ZC-690	クルムーヴコンパクトJS
サイドプロテクション	３層	あり
トラス＆クラッシャブル構造	あり	なし
低重心・低重面設計	あり	なし

・３層構造：側面からの衝撃軽減
・トラス構造：高い強度
・クラッシャブル構造：衝撃を分散
・低重心・低重面設計：頭部にかかるダメージ軽減

THE S ZC-690の方がさらに衝撃に強い設計で様々な機能があります。

クルムーヴコンパクトJSは側面からの衝撃から守るサイドプロテクション機能が装備されています。

インナークッション(THE S ZC-690はやわらかクッション採用)

THE S ZC-690	クルムーヴコンパクトJS
頭部・座面両サイド  「やわらかクッション」  頭部・座面中央  3Dメッシュ	エッグショック：頭部中央 本体：頭部中央・座面 3Dメッシュ

素材は両方3Dメッシュを使用しています。

ZC-690はやわらかクッションに加え、頭部や座面の中央や両サイドにエッグショックを搭載し安全性と快適性が高いモデルです。

クルムーヴコンパクトJSは両サイドに厚みがあるヘッドクッションを使用し、頭部中央と本体の頭部中央・座面にエッグショックがあります。

サンシェード(THE S ZC-690はスリープシェルで足元まで覆える)

THE S ZC-690	クルムーヴコンパクトJS
メッシュ窓：なし  スリープシェルで足元まで覆える (UVカット生地・UPF50+)	サイズ：大 メッシュ窓あり メッシュ窓の蓋カバーなし

THE S ZC-690はUVカット生地使用で足元まですっぽり覆えるので日焼け対策もでき、睡眠の邪魔もしません。

クルムーヴコンパクトJSもサンシェードは大きいのである程度は日差しを遮ってくれてメッシュの窓もあるので、通気性もよく快適に過ごせます。

リクライニング調整(THE S ZC-690は5段階・クルムーヴコンパクトJSは3段階調整可能)

THE S ZC-690	クルムーヴコンパクトJS
5段階	3段階

リクライニングの調整は子どもがチャイルドシートに乗っている時の姿勢や、乗せ降ろしのしやすさに関係します。

クルムーヴコンパクトJSは3段階調整ができますが、横向きに座面を回転させた時はリクライニングができません。

乗せ降ろしをする前に(横向きにする前)にリクライニングを変える必要があります。

その不便さを解消してくれたのがTHE S ZC-690です。

5段階に調整もできるのでより乗せやすく、子どもの姿勢も自然になりやすくなっています。

ラクピタキーパー(クルムーヴコンパクトJSにあり)

THE S ZC-690	クルムーヴコンパクトJS
なし	あり

肩ベルトをサイドでキープしてくれる「ラクピタキーパー」機能がクルムーヴコンパクトJSにあります。

肩ベルトが横にキープできるので背中の下敷きにならず、スムーズに子どもをチャイルドシートに乗せられます。

動く子どもを乗せるのに一苦労なのであると便利な機能です。

ラクピタバックル(クルムーヴコンパクトJSにある機能)

マグネットでバックルが簡単に装着できる「ラクピタバックル」はクルムーヴコンパクトJSに装備。

手で左右のバックルを合わせなくてもバックル同士を誘導してくれるので楽に装着できます。

チャイルドシートにもよく搭載されている機能です。

セパレート構造(THE S ZC-690にある機能)

THE Sシリーズはセパレート構造なのでTHE S ZC-690は、2つに分けて取り付けができます。

チャイルドシートを持ち運びできるのでお手入れも簡単です。

下の乗せ替えベースを買えば、別の車への乗せ替えが楽です。

カラーの違い(クルムーヴコンパクトJSは3種類から選べる)

THE S ZC-690	クルムーヴコンパクトJS
ベージュ	ブラック ブラウン グレージュ

THE S ZC-690は3色展開になっていますが、現在取り扱いがある色は「ベージュ」のみです。

カラーを選びたいのであれば3色展開あるクルムーヴコンパクトJSがおすすめです。

サイズ(THE S ZC-690の方が少し重い)

THE S ZC-690	クルムーヴコンパクトJS
後向き：44×68～81×63～74 前向き：44×67×65～82.5　 13.7kg	後向き：45×64～72×67～76.5 前向き：45×52.6×72～87  11.5kg

THE S ZC-690の方が少し重いですがサイズ感はほぼ変わりません。

サイズ感はそこまで気にせず機能面重視で選べるといいですね。

値段(クルムーヴコンパクトJSの方が安い)

THE S ZC-690	クルムーヴコンパクトJS
75,900円(税込)	69,300円(税込)

セパレート構造で安全性も高いTHE S ZC-690が高めの値段です。

最安値は楽天ですが口コミが多いのはAmazonなので口コミが多い方が安心な人はAmazonでの購入をおすすめします。

THE S ZC-690とクルムーヴコンパクトJSの共通機能

THE S ZC-690とクルムーヴコンパクトJSの共通機能について解説していきます。

1. チャイルドシートの使用期間(4歳頃まで可能)
2. タングストッパー機能
3. イージーバックルの装備
4. ヘッドレストの高さ8段階調節可能(高さ調節の方法は異なる)
5. 360°回転ができる(乗せ降ろしが楽)
6. エアスルーシステム搭載(通気性がいい)
7. 洗濯機で丸洗いが可能
8. 固定方法(金具で車にしっかり固定できるISOFIX固定)
9. 安全基準(新基準のR129適合)

チャイルドシートの使用期間(4歳頃まで可能)

参考月齢：新生児～4歳頃
後向き：身長40～105cmまで
前向き：身長76cmかつ月齢15ヵ月以上～105cmまで
※19kgを超えると使用不可 

新生児期から4歳頃まで使用可能。

基本的に身長は他の4歳まで使用できる商品と基準は一緒で、体重の基準が異なります。

THE S ZC-690とクルムーヴコンパクトJSは19kgを超えると使用不可になるので注意してください。

タングストッパー機能

タングストッパー：タングが沈み込まないように止めてくれる機能

乗せ降ろしの際に感じるちょっとした悩みを解消してくれるのがこの機能です。

タングが座面の奥に入らないのでタングを探す手間が省けます。

イージーバックルの装備

イージーバックル：股ベルトが手前に倒れやすい機能

すんなり簡単に手前に倒れてくれるのでとても使いやすいです。

身体の下敷きになりにくく、子どもをチャイルドシートにスムーズに乗せられます。

ヘッドレストの高さ8段階調節可能(高さ調節の方法は異なる)

成長に合わせて長く使え、8段階に調整が可能です。

クルムーヴコンパクトJSは背面にあるレバーを動かし、THE S ZC-690は頭部上で高さを調節。

成長に合わせて高さが調節できるので圧迫感のない広々とした空間を作り、快適な車時間を提供します。

360°回転ができる(乗せ降ろしが楽)

360°回転ができるのでドア側に回せて、座面前にわざわざ回らなくていいので子どもをチャイルドシートにスムーズに乗せられます。

シートを車のドア側に回してスペースを確保しながら作業も可能で、後向きから前向きの切り替えが回転だけで済むので成長に応じてモード変更が簡単にできます。

回転機能があるので一般的なシートに比べて本体が重いですが、車に設置すれば重量は気になりません。

エアスルーシステム搭載(通気性がいい)

・3Dメッシュシート
・本体に通気孔があるので、汗っかきの子どもでも快適に過ごせる。

子どもは体温が高くよく汗をかくので、あると嬉しい機能の1つです。

洗濯機で丸洗いが可能

衝撃を吸収してくれるウレタンを除く部分の洗濯機丸洗いが可能です。

子どもが小さいうちは、車の中で飲み物をこぼしたり、ご飯を落としたり…もう毎日のことですよね。

また、子どもはびっくりするくらい汗っかきなのでチャイルドシートのカバーが洗濯機で丸洗いできると本当に助かり、パパママの負担もグッと減ります。

ただし、ひとつ注意ポイントがあります。

チャイルドシートのすべての部分が洗えるわけではありません。

ウレタン素材など衝撃を吸収してくれる大事な部分は水に弱いので、洗濯機はもちろん手洗いもしないでください。

うっかり洗って劣化させてしまったら大変なので購入後は必ず説明書をチェックして、どこが洗えるのか確認しておきましょう。

固定方法(金具で車にしっかり固定できるISOFIX固定)

ISOFIX固定は、チャイルドシートを車のシートに専用の金具で直接固定する方式です。

ISOFIX固定のポイント
・取付けが簡単
▶︎チャイルドシートの金具を、車の座席にある専用の差し込み口に「カチッ」とはめるだけ。
・しっかり固定できて安心
▶︎グラつきが少なく、事故のときも安全性が高い。
・取り付けミスが少ない
▶︎誰でも簡単に正しく設置できる。

シートベルトを通さないため、取り付けが簡単で確実に行えるのでチャイルドシートのぐらつきが減り、安全性が向上します。

2012年7月以降に販売された新車には、ISOFIX取り付け金具の装備が義務。

安全基準(新基準のR129適合)

R129は、新しいチャイルドシートの安全基準のことで別名「i-Size（アイサイズ）」とも呼ばれます。

これまで使われていた「R44基準」に比べて、R129はより安全性が強化されています。

・子どもの体重ではなく身長で判断し、より体格に合ったシートが選びやすい。
・15ヶ月までの後ろ向き装着が義務。
・ダミー人形を使用した衝突試験を実施。
　安全性能が詳細に評価。
・ISOFIXによる取り付けが基本で、確実な装着をサポート。
・前後＋側面衝突時の安全性が強化

ZC-690とクルムーヴコンパクトJSはどちらがおすすめなの？

THE S ZC-690とクルムーヴコンパクトJSはそれぞれどんな人におすすめなのかまとめてみました。

1. 安全性が強化されていてUVカット対策もでき乗せ降ろしをスムーズにしたい人はZC-690がおすすめ
2. 値段を抑えて乗せ降ろしの細かいストレスを解消したい人はクルムーヴコンパクトJSがおすすめ

安全性が強化されていてUVカット対策もでき乗せ降ろしをスムーズにしたい人はZC-690がおすすめ

安全性が強化されているのがTHE S ZC-690の大きな特徴で、リクライニングが5段階あるので子どもの姿勢が変えやすく、スムーズに乗せ降ろしもできます。

サンシェードにはUVカット生地が使用されていて日焼け対策もバッチリでき、サンシェードのサイズも大きいので睡眠の邪魔をしません。

現在、カラーはベージュしか取り扱いがないので色にこだわりがなければ機能も十分でコスパのいいZC-690をおすすめします。

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値段を抑えて乗せ降ろしの細かいストレスを解消したい人はクルムーヴコンパクトJSがおすすめ

価格を抑えたい人はクルムーヴコンパクトJSがおすすめです。

安全性はTHE S ZC-690の方が優れていますが、安全基準はクルムーヴコンパクトJSもクリアしているので安心して使用できます。

肩ベルトをサイドで止められたり、マグネットでバックルが簡単に装着できるなど乗せ降ろしの際に感じる細かいストレスを解消してくれます。

カラー展開も「ブラウン」「ブラック」「グレージュ」と3色あるので選択肢が増え、好みの色が見つかりやすいのもクルムーヴコンパクトJSのおすすめポイントです。

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ZC-690とクルムーヴコンパクトJSのよくある質問

THE S ZC-690とクルムーヴコンパクトJSのよくある質問をまとめてみました。

ZC-690とクルムーヴコンパクトJSの違い10個を比較検証のまとめ

THE S ZC-690とクルムーヴコンパクトJSの違いは10個ありました。

型番	THE S ZC-690	クルムーヴコンパクトJS
安全への対応	・3層構造 ・トラス＆クラッシャブル構造 ・低重心・低重面設計 ・クッション入りヘッドレストカバー	側面からの衝撃に対応
インナークッション	頭部・座面両サイド  「やわらかクッション」  頭部・座面中央  3Dメッシュ	頭部中央 本体：頭部中央・座面 両サイドに厚みがある ヘッドクッション
サンシェード (日除け)	サイズ：大  メッシュ窓：なし (UVカット･UPF50+)	サイズ：大 メッシュ窓：あり(1ヵ所)  メッシュ窓の蓋カバーなし
リクライニング	前向き・後向きともに5段階調節可能	3段階調節可能 ※乗せ降ろし時(横向き)のリクライニング不可
ラクピタキーパー	なし	あり
ラクピタバックル	なし	あり
セパレート構造	ベースだけを車に設置し、シートを置いて設置完了	なし
カラー	ベージュ	ブラック ブラウン グレージュ
サイズ(cm) (幅×奥行き×高さ) 重量	後向き：44×68～81×63～74 前向き：44×67×65～82.5　 13.7kg	後向き：45×64～72×67～76.5 前向き：45×52.6×72～87  11.5kg
値段	75,900円(税込)	69,300円(税込)

ZC-690がおすすめな人

・安全性が強化されている方がいい
・リクライニングが5段階でスムーズに乗せ降ろしをしたい
・UVカット対策もしたい
・ベージュが好み

クルムーヴコンパクトJSがおすすめな人

・価格を抑えたい
・乗せ降ろしの細かいストレスを解消したい
・カラーはベージュ以外がいい

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