THE S ZC-720とクルムーヴコンパクトJSを比較！13個の違いを詳しく解説　

この記事では、コンビのTHE Sシリーズ「ZC-720」とクルムーヴシリーズの「クルムーヴコンパクトJS」の違いについて比較します。

結論

THE S ZC-720とクルムーヴコンパクトJSの違いは13個あります。

型番	THE S ZC-720	クルムーヴコンパクトJS
インナークッション	頭部・座面両サイド  やわらかクッション  頭部・座面中央 3Dメッシュ	両サイドに厚みがある ヘッドクッション
サイドプロテクション	3層	あり
トラス構造＆ クラッシャブル構造	高い強度を持つトラス構造&衝撃を分散するクラッシャブル構造	なし
低重心・低重面設計	衝撃時に頭部にかかるダメージを軽減し走行時の安定性も向上。	なし
サンシェード (日除け)	メッシュ窓：なし (UVカット･UPF50+)	サイズ：大 メッシュ窓：あり  メッシュ窓のカバーなし
ラクピタキーパー	なし	あり
ラクピタバックル	なし	あり
リクライニング調節	5段階調節可能	3段階調節可能 ※横向きのリクライニング不可
セパレート構造	ベースだけを車に設置し、シートを置いて設置完了	なし
肩ベルトカバー替え	あり	なし
カラー	グレー	ブラック・ブラウン・ グレージュ
サイズ(cm) (幅×奥行き×高さ) 重量	後向き：44×68～81×63～74 前向き：44×67×65～82.5　 13.7kg	後向き：45×64～72×67～76.5 前向き：45×52.6×72～87 11.5kg
値段	79,200円(税込)	69,300円(税込)

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THE S ZC-720とクルムーヴコンパクトJSの13個の違いを比較

THE S ZC-720とクルムーヴコンパクトJSの13個の違いについて解説します。

1. インナークッションの違い( THE S ZC-720にはやわらかクッションあり)
2. サイドプロテクション(THE S ZC-720の方が強化されている)
3. 低重心・低重面設計
4. トラス構造＆クラッシャブル構造
5. サンシェード(THE S ZC-720は足元まで日を遮れる)
6. ラクピタキーパー(クルムーヴコンパクトJSにある機能)
7. ラクピタバックル(クルムーヴコンパクトJSに機能あり)
8. リクライニング調整機能(THE S ZC-720は5段階・クルムーヴコンパクトJSは3段階)
9. セパレート構造(THE S ZC-720にあり)
10. 肩ベルトカバーの付け替え(THE S ZC-720にあり)
11. カラー展開(全3色展開)
12. サイズ(クルムーヴコンパクトJSの方が軽い)
13. 価格(クルムーヴコンパクトJSの方が安い)

インナークッションの違い( THE S ZC-720にはやわらかクッションあり)

エッグショックが搭載されており、頭部と座面をしっかりサポートしてくれます。

 THE S ZC-720は頭部・座面両サイドに「やわらかクッション」。

頭部・座面中央は3Dメッシュ構造になっていてクルムーヴコンパクトJSよりもさらに機能がパワーアップしています。

サイドプロテクション(THE S ZC-720の方が強化されている)

THE S ZC-720	クルムーヴコンパクトJS
3層	あり

THE S ZC-720にもクルムーヴコンパクトJSにもサイドプロテクション機能があり、衝撃に強い設計です。

THE S ZC-720は3層構造な上に頭部にエッグショックを搭載し、全方位からの衝撃を吸収してくれます。

クルムーヴコンパクトJSは側面の衝撃から守るサイドプロテクション機能が装備。

クルムーヴコンパクトJSは3層構造ではありませんが、安全基準は満たしているので安心して使用できます。

低重心・低重面設計

THE S ZC-720	クルムーヴコンパクトJS
あり	なし

物は重心（重さの中心）が低いほど、グラグラしにくく倒れにくい性質を持っています。

チャイルドシートもこの原理を応用し重心を低く設計することで、カーブや急ブレーキ、衝突時における本体のグラつきを抑制し高い安定性を確保。

座面の位置が低いと親が子どもを抱っこして乗せ降ろしする際に持ち上げる高さが低くて済むので腰への負担軽減につながります。

その上、車の天井との間にスペースがうまれ操作がしやすいです。

チャイルドシート全体の高さが抑えられるため、車内に設置した際や子ども自身の頭上スペースにも余裕ができるので圧迫感が少なくなり、車内の空間を広く感じられます。

トラス構造＆クラッシャブル構造

THE S ZC-720	クルムーヴコンパクトJS
あり	なし

トラス構造とは
部材を「三角形」に組み合わせた、とても頑丈な骨組みのこと。
三角形は変形しにくい性質があるため軽い部材でも大きな力に耐えることができ、橋や建物の屋根などに広く使われています。
力を効率よく分散させるのが得意な構造。

クラッシャブル構造とは
衝撃を受けた時に、あえて「潰れる」ことで衝撃エネルギーを吸収するように設計された構造。自動車のボディ（特に前後部分）が代表例で、わざと潰れやすい部分が衝撃を吸収することで、乗員など守りたい部分へのダメージを和らげる役割を果たします。
「潰れて守る」仕組みです。

THE S ZC-720はトラス構造＆クラッシャブル構造で衝撃への対策を強化しています。

サンシェード(THE S ZC-720は足元まで日を遮れる)

THE S ZC-720	クルムーヴコンパクトJS
メッシュ窓：なし  スリープシェルで足元まで覆える (UVカット生地・UPF50+)	サイズ：大 メッシュ窓あり メッシュ窓のカバーなし

THE S ZC-720はサンシェードがUVカット生地で作られていて、足元までしっかり覆って日差しから守ってくれます。

クルムーヴコンパクトJSもTHE S ZC-720ほどではありませんが、サンシェードのサイズは大きく、メッシュ窓もありサンシェードを下げた状態でも子どもの様子を確認できます。

しかし、メッシュ窓のカバーはないので日差しは入り込んでしまいます。

完全に日差しをシャットアウトしたい場合や日焼けを避けたいのであればTHE S ZC-720がおすすめです。

ラクピタキーパー(クルムーヴコンパクトJSにある機能)

THE S ZC-720	クルムーヴコンパクトJS
なし	あり

ベルトが邪魔にならず子どもをチャイルドシートにスッと座らせやすく、その後ベルトを探したり体の下から引っ張り出したりする手間が省けます。

ベルトが定位置（サイド）に保持され、だらんと垂れ下がって不意にねじれたりバックル部分と絡まったりするのを防げる点もメリットです。

ラクピタバックル(クルムーヴコンパクトJSに機能あり)

THE S ZC-720	クルムーヴコンパクトJS
なし	あり

「ラクピタバックル」とは
左右のタングをバックル本体に近づけると、磁石の力で「ピタッ」と引き寄せられ、正しい位置で仮固定｡

片方ずつ近づけるような動作でも、マグネットが誘導してくれるのでスムーズに装着できます｡

リクライニング調整機能(THE S ZC-720は5段階・クルムーヴコンパクトJSは3段階)

THE S ZC-720	クルムーヴコンパクトJS
5段階	3段階 ※横向きのリクライニング不可

リクライニングの調整は子どもがチャイルドシートに乗っている時の姿勢や、乗せ降ろしのしやすさに関係します。

クルムーヴコンパクトJSは3段階調整ができますが、横向きに座面を回転させた時はリクライニングができません。

乗せ降ろしをする前にリクライニングを変える必要があります。

その不便さを解消してくれたのがTHE S ZC-720。

リクライニングが5段階に調整できるのでより乗せやすく、子どもの姿勢も自然にとりやすいです。

セパレート構造(THE S ZC-720にあり)

THE Sシリーズはセパレート構造なのでTHE S ZC-720は、本体とチャイルドシートの2つに分けて取り付けが可能。

チャイルドシートを持ち運びできるのでお手入れも簡単です。

持ち運びできる点がTHE Sシリーズが人気な理由であり、下の乗せ替えベースを買えば、別の車への乗せ替えが楽にできます。

肩ベルトカバーの付け替え(THE S ZC-720にあり)

THE S ZC-720	クルムーヴコンパクトJS
あり	なし

コンビ公式サイトで肩ベルトカバーが片方3,300円で購入できます。

左右両方購入すると6,600円もかかるので肩ベルトカバーの付け替えが欲しい人はTHE S ZC-720を検討してみてください。

カラー展開(全3色展開)

カラーはTHE S ZC-720が1色。

クルムーヴコンパクトJSは3色展開です。

THE S ZC-720	クルムーヴコンパクトJS
グレー	ブラック ブラウン グレージュ

クルムーヴコンパクトJSの方がカラー展開が3色あり、選択肢が広がります。

サイズ(クルムーヴコンパクトJSの方が軽い)

THE S ZC-720	クルムーヴコンパクトJS
後向き：44×68～81×63～74 前向き：44×67×65～82.5　 13.7kg	後向き：45×64～72×67～76.5 前向き：45×52.6×72～87 11.5kg

幅はほとんど変わりませんが、奥行きはTHE S ZC-720、高さはクルムーヴコンパクトJSの方が高いです。

重量はTHE S ZC-720の方がクルムーヴコンパクトJSより2.2kg重いので1Lのペットボトル2本分に当たります。

全体的に見るとほとんど差はなく、車に取り付けてしまえば気にならないのでこの項目については重視しなくても良さそうです。

価格(クルムーヴコンパクトJSの方が安い)

THE S ZC-720	クルムーヴコンパクトJS
79,200円(税込)	69,300円(税込)

THE S ZC-720は安全性が高く、セパレート構造なので値段が高くなっています。

THE S ZC-720に比べ安全性は劣りますが(最低限の安全基準は満たしています)、細かい機能もある程度充実させたいけれど価格も抑えたいのであればクルムーヴコンパクトJSがおすすめです。

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THE S ZC-720とクルムーヴコンパクトJSの共通機能

THE S ZC-720とクルムーヴコンパクトJSの共通機能について解説します。

1. 使用期間(19kgを超えると使用不可)
2. タングストッパー(タングが座面奥に沈み込まない)
3. イージーバックル(バックルが倒れやすい)
4. ヘッドレストの高さ調節(8段階調整が可能)
5. 360°回転(片手で回転が可能)
6. エアスルーシステム搭載(通気性がいい)
7. 洗濯方法(洗濯機で丸洗いが可能)
8. 車への固定方法(ISOFIX固定)
9. 安全基準(R129)

使用期間(19kgを超えると使用不可)

参考月齢：新生児～4歳頃
後向き：身長40～105cmまで
前向き：身長76cmかつ月齢15ヵ月以上～105cmまで
※19kgを超えると使用不可 

THE S ZC-720、クルムーヴコンパクトJSともに、4歳まで使用可能です。

身長は105cmまで使用可能ですが、19kgを超えると使用不可になっているので注意してください。

タングストッパー(タングが座面奥に沈み込まない)

タングストッパー
▶︎タングが座面奥に沈み込まないのでスムーズに乗せられる

座面奥に沈み込むことがないのでタングを探す手間が省け、時短にもなります。

タングが奥に入り取りにくいことがないので急いでいる時などにイライラすることもなくなります。

イージーバックル(バックルが倒れやすい)

イージーバックル
▶︎股ベルトが手前に倒れやすく乗せやすい

すんなり簡単に手前に倒れてくれるので子どもの下敷きになることがなく、スムーズに座席に乗せられます。

ヘッドレストの高さ調節(8段階調整が可能)

8段階に調整が可能です。

成長に合わせて使え、操作も簡単にできます。

広々とした横形状なので圧迫感を感じず乗れます。

360°回転(片手で回転が可能)

360°回転ができるのでドア側にも回せるので、子どもの乗せ降ろしも楽にできます。

回転も簡単にできるので子どもを抱き抱えながらでも操作できます。

エアスルーシステム搭載(通気性がいい)

エアスルーシステム特徴
・3Dメッシュシート
・本体に通気孔があるので、汗っかきの子どもでも快適。

子どもは体温が高く、よく汗をかくのでエアスルーシステムで通気性が良くなります。

洗濯方法(洗濯機で丸洗いが可能)

洗濯機で丸洗いが可能です。

衝撃を吸収してくれるウレタン素材は水に弱く劣化しやすいので絶対に洗わないようにしてください。

詳しくは購入後に説明書をよく読むことをおすすめします。

車への固定方法(ISOFIX固定)

車とチャイルドシートを専用の金具で接続して固定する方法をISOFIX固定といいます。

国際規格のチャイルドシート取り付け方式です。

ISOFIX固定の良さ
・金具を差し込むだけなので簡単に取り付けられる
・シートベルトのように締め付けが甘くなるなどのミスが起こりにくい
・衝撃吸収性が高く、より安全に赤ちゃんを守れる

取り付けミスが少なく、安全性が高いのが特徴です。

2012年7月以降発売の新車にはISOFIX取り付け金具が義務付けられています。

安全基準(R129)

安全基準の「R129」はより高い安全性に重点を置いた、新しい安全基準です。

従来のR44基準から様々な安全対策が強化されました。

・側面衝突試験が追加:ドア側からの衝撃からも赤ちゃんを守る
・後向き使用の義務化:新生児から15ヶ月まで、必ず後向きで使用することが義務
・身長基準:より体に合った基準にするため体重から身長基準に
・ISOFIX固定:ISOFIX固定に対応したチャイルドシートに適応
・ダミー人形にセンサー付き:より細かく衝撃を分析

どちらがおすすめ？

THE S ZC-720とクルムーヴコンパクトJSはどちらがおすすめなの？

THE S ZC-720とクルムーヴコンパクトJSはそれぞれどんな人におすすめなのかまとめてみました。

• THE S ZC-720がおすすめな人
• クルムーヴコンパクトJSがおすすめな人

THE S ZC-720がおすすめな人

安全性が強化されているのがTHE S ZC-720の特徴です。

肩ベルトカバーの付け替えもついているので洗濯の日を考えず、どんな時でも交換できます。

サンシェードにはUVカット生地が使用されているので日焼け対策もできます。

リクライニングが5段階あるので子どもの姿勢が変えやすく、スムーズに乗せ降ろしもできます。

現在、カラーはグレーのみなのでカラーが気にならなければTHE S ZC-720をおすすめします。

クルムーヴコンパクトJSがおすすめな人

価格を抑えたい人はクルムーヴコンパクトJSがおすすめです。

安全性への対策はZC-720の方が優れていますが、安全基準はクルムーヴコンパクトJSもクリアしているので安心して使用できます。

バックルがマグネットで簡単に装着でき、肩ベルトを横で止めることもできるので、乗せる時に感じるちょっとしたストレスを解消してくれます。

カラー展開も「ブラウン」「ブラック」「グレージュ」と3種類あり、好みの色が選べる点もクルムーヴコンパクトJSのおすすめポイントです。

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THE S ZC-720とクルムーヴコンパクトJSのよくある質問

THE S ZC-720とクルムーヴコンパクトJSのよくある質問をまとめてみました。

THE S ZC-720とクルムーヴコンパクトJSの違い13個を比較検証のまとめ

THE S ZC-720とクルムーヴコンパクトJSの違いは13個ありました。

型番	THE S ZC-720	クルムーヴコンパクトJS
インナークッション	頭部・座面両サイド  やわらかクッション  頭部・座面中央  3Dメッシュ	両サイドに厚みがある ヘッドクッション
サイドプロテクション	3層	あり
トラス構造＆ クラッシャブル構造	高い強度を持つトラス構造&衝撃を分散するクラッシャブル構造	なし
低重心・低重面設計	衝撃時に頭部にかかるダメージを軽減し走行時の安定性も向上。	なし
サンシェード (日除け)	メッシュ窓：なし (UVカット･UPF50+)	サイズ：大 メッシュ窓：あり メッシュ窓のカバーなし
ラクピタキーパー	なし	あり
ラクピタバックル	なし	あり
リクライニング調節	5段階調節可能	3段階調節可能 ※横向きのリクライニング不可
セパレート構造	ベースだけを車に設置し シートを置いて設置完了	なし
肩ベルトカバー替え	あり	なし
カラー	グレー	ブラック・ブラウン・ グレージュ
サイズ(cm) (幅×奥行き×高さ) 重量	後向き：44×68～81×63～74 前向き：44×67×65～82.5　 13.7kg	後向き：45×64～72×67～76.5 前向き：45×52.6×72～87 11.5kg
価格	79,200円(税込)	69,300円(税込)

THE S ZC-720がおすすめな人

・肩ベルトの付け替えが欲しい
・リクライニング5段階でスムーズに乗せ降ろしをしたい
・UV対策をしたい
・カラーはグレーがいい
・安全性が強化されている方がいい

クルムーヴコンパクトJSがおすすめな人

・価格を抑えたい
・乗せる時の細かいストレスを解消したい
・カラーを選びたい

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